わたしはどちらかというと、
普通の人よりは健康オタクの部類に入ると思う。
今年は春先からずっと湿疹が引かなくて、いろいろ人体実験中でもある。
最近立て続けに入ってきたのが「小麦、砂糖、乳製品」。
5年前から乳製品と砂糖は意識的にやめている。
(たまには食べる)
が、小麦、に関して。
しばらく前からグルテンフリーが流行っていて、
なんかちょっとイラっとしたのだ。
「グルテンフリーで調子良くなったよ」
と、キラキラしながら言う人がいたから。
「3日やそこらですぐわかったなんて浅はかじゃないか?」と内心バカにしていた。
今思うと、わたしは体感覚も認識も鈍いので、ただの嫉妬を肯定できなかったからだ。
その頃、自然派の料理家さんが言ってた。
「小麦が悪いの?日本人は昔からうどんを食べているよ」
その言葉にハッとした。
そう、どれもそのものが悪なのではない。
合う、合わない、そして、やり過ぎ。
そこから、安心なパン屋さんを探して探して…その頃住んでた徒歩15分のところに見つけた。
求めたら、ちゃんと手の届くところに予め用意されてあるのだ、なんでも。
そんな感謝の出会いばかりだ。
初めてそこのりんごのケーキを食べたとき、
なぜか涙がこぼれた。
「添加物始め、小麦、糖、乳が悪な訳ではない」
食べたいときは、なるべくシンプルな材料のもの、作り手のわかるものを食べようと思った。
買う時、添加物の入ったものはほとんど買わない(そして時々何も買えない)。
我が家に白砂糖はない。
もらったっ三温糖と、何か良い砂糖ともうひとつのなんか良い砂糖が減らない。
マーガリンよりはバターと思って、焼き菓子も良いやつをウキウキして食べるのだが、
しばらく食べてないと美味しかったはずのバターやチーズやヨーグルトさえ、
ニオイが苦手になってしまった。
さてここにきて、小麦、である。
気づいた。
砂糖と乳製品、食品添加物は、日常にあまりない。
しかし。
小麦は、わたしの日常にあるのだ。
なるほどー。
パンは醗酵してるから、とか、
内容シンプルで添加物もバターも砂糖もお肉も入ってないし、とか、
うどんもそうめんも和食だし、とか、
単純にパン食べたいしごはんない、とか。
小麦はまだまだ常食している。
日本人は米食べなかん、とか思ってるくせに。
そして先日、讃岐うどん専用モチモチ小麦を品種改良して作ったとか聞いた。
グルテン。
(麩はどうなんだ…好きなんだが)
モチモチ、つまりベタベタ、ガム、のり。
これが腸に張り付いて、本来の働きを阻害するという。
うむ。
小麦。
しばらくやめてみよう。
(どうしよう来週イタリアン3回あるんだが)
(まあいいか、イベントだ)
ここまで7年近く。
全く、体感と認識が遅いにも程がある。
ケンコーヲタじゃなくてもいいんだが、日常に落としこみたい。
心や感覚ももっと敏感になりたいものである。